“優しい人”が一番疲れている? 親・援助職にこそ必要なセルフ・コンパッション

誰かのために頑張るあなたへ

子ども、患者、同僚、部下…

誰かを支えることに力を注ぐあなたは、とても思いやり深く、優しい人です。

でも、ふと気づくことはありませんか?

「最近イライラしやすい」「疲れが抜けない」「自分のことは後回しばかり」

そんなサインが出ているとしたら、それは“ケアのしすぎ”による心の疲れかもしれません。

なぜ“ケアギバー”が燃え尽きやすいのか

保護者、教員、看護師、介護士、カウンセラーなど、人を支える役割を担う人たちは「ケアギバー」と呼ばれます。

彼らは他者の感情に寄り添い、優しさをもって行動する力に恵まれています。

しかしその一方で、自分の感情や疲労に気づきにくく、共感疲労や燃え尽き症候群に陥りやすい傾向もあります。

人を支え続けるには、自分自身の心のケアが欠かせません。

“自分にも優しくする”という新しい選択肢

マインドフル・セルフ・コンパッション(MSC)は、自分にやさしくする力を育てるための、科学的に裏づけされたプログラムです。

「つらいときこそ、自分に優しい声をかける」――そんな心のスキルは、実はトレーニングによって育てることができます。

当センターで実施しているケアギバーの方々に向けての講座では、短時間でも日常に取り入れられるMSCの基本を、全2回でじっくり学べます。

自分を後回しにしていたことに気づく瞬間(参加者の声)

当センターで働く、2歳のお子さんを育てる小澤さんが、過去に本講座を受講した感想を、CMAPのWebサイトで公開しているのですが、その一部をご紹介します。

「子どもの寝ぐせは気になるのに、自分は左右違う靴下を履いていても気づかない。

そんなふうに、自分のことは後回しにしてばかりの毎日でした。

MSC講座で“燃え尽きは弱さではなく、人間である証”という言葉を聞いたとき、張りつめていた気持ちがすっとゆるみました」

講座の中では、自分のために“あえて何もしない日”を予定に入れるというセルフケアも学び、今ではその時間が心の余裕を生み、家族にも穏やかに接することができるようになったそうです。

感想はこちらからお読みいただけます

この講座で得られるもの

本講座では、以下のような内容を学び、体験していただきます。

・マインドフルネスとセルフ・コンパッションの基礎

・ケアギバーのための燃え尽き予防の考え方とスキル

・日常に取り入れやすいセルフ・ケアの実践方法

夜間・全2回の短期プログラムで、忙しい方にも参加しやすい構成です。

講師は、MSC、MBSR、MBRPすべての指導資格を持つ臨床心理士・公認心理師の小林亜希子。安心して学べる温かい場です。

あなたの優しさを、長く大切にしていくために

自分にやさしくすることは、決してわがままではありません。

むしろ、自分をいたわる力があるからこそ、周囲にもしなやかな優しさを届け続けることができるのです。

もし今、「ちょっと限界かも」と感じていたら、それは新しい一歩を踏み出すサインかもしれません。

まずは、自分のための時間を2回だけ取ってみませんか?

セルフ・コンパッションという“こころの技術”が、きっと明日のあなたを支えてくれます。

ケアギバー(対人支援職、保護者、教員など人のケアに関わる方)対象の
マインドフル・セルフ・コンパッション全2回講座
https://caregivermsc2w20250619.peatix.com/view
【日時(全2回)有料講座】
①2025年6月19日(木)20:00~22:00
②2025年6月26日(木)20:00~22:00