太りやすくなった…と感じる40代・50代に共通すること~“やめられない食習慣”を見直すマインドフルネスのすすめ~
「最近、太りやすくなった気がする」
「気づけば毎日、甘いものが欠かせない」
「血圧やコレステロールの数値が気になるけれど、ラーメンをやめられない」
そんなお悩みを抱えていませんか？
40代・50代は、体質の変化や生活習慣の影響が出やすくなるタイミングです。
仕事や家庭のストレスから、つい「食べすぎ」てしまうという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなミドル世代の「なんとなく不調」や「やめられない食習慣」をやさしく見直すためのヒントとして、マインドフルネスの実践法をご紹介します。
その食欲、本当に“空腹”ですか？ 〜感情の食欲と身体の空腹の違い〜
「お腹が空いたわけじゃないのに、何か食べたくなる」
「甘いものを食べるとホッとする」
こうした食欲の正体は、「感情的な食欲（Emotional Eating）」かもしれません。
感情的な食欲とは、ストレスや不安、疲れ、寂しさなどの“気持ち”に反応して起こる食欲のことです。一方で、身体的な空腹は、前の食事から時間が経って栄養が必要な時に、自然と感じるものです。
【感情的な食欲の特徴】
・突然、特定の味（甘い・こってり）が食べたくなる
・食べるスピードが速くなる
・食後に罪悪感がある
・ストレスが強い時に食べすぎる傾向がある
40代・50代になると、仕事や家庭のストレスが重なり、気づかないうちにこの「感情の空腹」に飲み込まれてしまうことがあります。
「なんとなく食べてしまう」が続くと、心にも体にも負担が
「夜になるとついスナック菓子を食べてしまう」
「ランチ後の甘いデザートが習慣化している」
「ラーメンや揚げ物など“ガツンとしたもの”が無性に食べたくなる」
これらの食習慣は、短期的には満足感を与えてくれる一方で、継続すると体重の増加や代謝の低下、内臓脂肪の蓄積などにもつながります。加えて、「また食べてしまった…」という自己否定の感情が、さらなるストレスを生み、悪循環に陥ることも少なくありません。そんな時こそ、マインドフルネスの出番です。
マインドフル・イーティングで、食べる時間を整える
マインドフルネスには、「マインドフル・イーティング」という食事法があります。
これは、五感を使って“今この瞬間”の食事をじっくり味わうことを通して、食欲との新しい関係を築いていく実践です。
【マインドフル・イーティングのステップ】
1. 一度深呼吸をして、食事に意識を向ける
2. 食べ物の色・香り・温度を感じる
3. 一口ごとにゆっくり噛んで味わう
4. 「今、どれくらい満足しているか」を感じながら食べる
1日3食すべてで行うのが難しくても、まずは1日1回、「このお味噌汁だけ」「この一口だけ」でもOKです。小さな実践の積み重ねが、少しずつ「食べすぎグセ」を整えてくれます。
本当に欲しいのは、食べ物ではないかもしれない
“食べたい”と思ったとき、その裏にある「本当のニーズ」に気づくことも大切です。
たとえば…
・疲れている → 休息が必要かも
・寂しい気持ち → 誰かと話したいのかもしれない
・頑張ったご褒美 → 自分への労いの言葉でもよいはず
「これは体が欲してる？それとも心が欲してる？」と問いかけるだけでも、無意識な食べすぎを防ぐきっかけになります。
忙しい人でもできる、マインドフルな“置き換え習慣”
食べすぎそうな時におすすめなのが、マインドフルネスのセルフケア習慣です。
・ハンドクリームの香りをじっくり感じる
・ノートに気持ちを3行だけ書いてみる（ジャーナリング）
・5分だけ外を歩く
・「今日はよく頑張ったね」と自分に声をかける
ほんの数分でも、気持ちが整うと「とりあえず何か食べる」から脱することができます。
習慣を変えるには、「優しい視点」がいちばんの近道
「また食べすぎた…」と自分を責めるのではなく、
「気づけたことが一歩前進」と考えること。
マインドフルネスの実践では、「今の自分をあるがままに見ること」を大切にします。
体や心の声を無視せず、やさしく観察することで、食べすぎのループから抜け出すことができます。
ひとりで難しいときは、グループの力を
当センターでは、「やめられない」を手放したい方に向けたマインドフルネス・プログラム（MBRP：アディクション・依存症のためのマインドフルネス）を開催しています。
✔ ストレスで甘いものを食べすぎてしまう
✔ 食べることで心を落ち着かせている気がする
✔ 自分でコントロールできないと感じる
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直近は開催予定がないのでPeatixをフォローして新規講座情報の公開をお持ちください。
MBRPはエビデンスの認められたアディクション・依存症のためのマインドフルネスプログラムで、食べ過ぎだけでなく、飲み過ぎ、スマホ依存、買い物依存など、様々なやめられない習慣の改善に効果的です
MBRPとは
センターのPeatixページ
https://peatix.com/group/7216555
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まとめ：太りやすくなったと感じたら、「気づく」ことから始めよう
40代・50代は、体と心の変化に気づきやすい大切な時期です。
「また食べちゃった…」と落ち込むのではなく、「そう感じた自分に気づけた」とやさしく受け止めてみてください。
マインドフルネスは、ダイエットや節制とは違うアプローチで、
あなたの「本当に必要なもの」とのつながりを思い出させてくれる方法です。
まずは1日1回、食事の時間を丁寧に。
そこから、変化はゆっくりとはじまっていきます。