忙しいビジネスパーソンにこそ必要な「マインドフルネス瞑想」の力
情報洪水の中で働く現代のビジネスパーソンにとって、日々の業務はとてもストレスフル。リモートワークの普及や情報技術の進化により、オンとオフの境目が曖昧になり、常に仕事に追われるような感覚に苛まれている方も多いのではないでしょうか。自分でも気づかないうちに、仕事のモチベーションが低下し、集中力が持続しなくなったり、心身の健康が損なわれてしまうことも。
そんな時、あなたに必要なのは「マインドフルネス瞑想」かもしれません。今回は、なぜ現代のビジネスパーソンにとってマインドフルネス瞑想が重要なのか、そしてその実践がもたらす効果についてご紹介します。
メンタルヘルスの危機に直面するビジネスパーソン
情報技術の進化により、私たちはいつでもどこでも仕事ができる時代に生きています。しかし、この便利さの裏には、過度な情報洪水によって私たちの集中力が削がれ、ストレス反応が高まるというリスクがあります。
マイクロソフトが2022年に行った調査では、マネージャーの半分以上が燃え尽き症候群に陥っていると報告されています。※1また、厚生労働省が令和4年に実施した労働安全衛生調査によれば、大規模事業所(1,000人以上の事業所)でにおいては、「メンタル不調該当する労働者がいた93.5%」、「連続1か月以上休業した労働者がいた90.8%」、「退職した労働者がいた:75.4%」と、メンタルヘルスの問題が深刻であることが浮き彫りとなりました。※2
このような過酷な環境で働く現代のビジネスマンにとっては、意図的に「オフ」の時間を作り、リラックスすることがとても重要です。ここで役立つのがマインドフルネス瞑想です。マインドフルネス瞑想を実践することで、心を今この瞬間に集中させ、過去のストレスや未来への不安から解放されます。
もっと楽しく生き生きと働きたいなら「マインドフルネス瞑想」を
また、マインドフルネス瞑想を日々の生活に取り入れることは、心の不調を防ぐだけでなく、「ワークエンゲージメント」を高め、仕事に対する意欲や活力を取り戻すことに貢献します。
ワークエンゲージメントとは、オランダ・ユトレヒト大学のSchaufeli教授らが提唱した概念で、仕事に対するポジティブで満足のいく心の状態を指します。具体的には、仕事に誇りややりがいを感じ(熱意)、仕事に没頭し(没頭)、仕事から活力を得て生き生きとしている(活力)状態を意味します。
一方でその反対の状態のバーンアウトとは、仕事に対する意欲が低下し、疲弊しきってしまう状態を指します。ワークエンゲージメントが高い人は、仕事に対してポジティブな感情を抱き、心身の健康も保たれ、組織への愛着も強く、生産性が高いのです。
習慣化には誰かと一緒に取り組むことがオススメ
現代のビジネスパーソンが抱える多くの課題に対して、マインドフルネス瞑想は一つの解決策となり得ます。仕事に追われる日々の中で、自分自身を見失いがちな時こそ、意識的に心を整え、仕事への意欲と集中力を取り戻すために、マインドフルネス瞑想を取り入れてみてはいかがでしょうか。
当センターが8/22より実施するマインドフルネス瞑想のプログラムは、ビジネスパーソンに特化した内容となっており、実践的なスキルを身につけることができます。心の健康と仕事のパフォーマンス向上を目指す方にとてもお勧めですので、ぜひ募集ページをご一読いただければと思います。
今すぐ講座に参加して、マインドフルネス瞑想の習慣化に取り組む(8/22スタート!)
引用:
※1https://www.microsoft.com/en-us/worklab/work-trend-index/hybrid-work-is-just-work
※2https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/r04-46-50b.html
文責:臼井菜々子