【体験レポ】依存症とマインドフルネス@岡山WS体験レポ①マインドフルネス編
「依存症とマインドフルネス」@岡山県立精神科医療センターのワークショップに2019.10.26~27にかけて参加してきたのでご報告します。
日本語でのマインドフルネスのワークショップに参加するのは初めての体験。そして参加費はなんと無料です。
内容は、依存症とマインドフルネス&セルフコンパッションです。初日は、マインドフルネス体験、二日目はセルフ・コンパッションを体験しました。
講師は、同センターの佐藤嘉孝先生(作業療法士/MSC講師)・アメリカより一時期帰国中のUCSDマインドフルネスセンターのハースのり子先生(MSC/MBSR講師)のお二人でした。お二人ともマインドフルネスの実践経験も長く、教えるのもとても上手でいらして、心も体もマインドフル になる体験&セルフ・コンパッションをさせて頂きました。
佐藤さんは、同センターで、依存症の患者さんにマインドフルネスを教えてらっしゃる日本では数少ない貴重な支援をされている先生です。
お二人の先生には、マインドフルネス心理臨床センターの理事と賛助会員をお願いさせていただいております。
初日:マインドフルネスの体験
会場は、こんな風にヨガマットが敷き詰められていて、そこに座ったり、立ったり、寝転んだりして瞑想を行います。
ボディスキャン
ボディスキャンからはじまり、食べる瞑想、動画、歩く瞑想、静座瞑想、自分にむけた手紙をワークとして体験しました。
ボディスキャン・・・ボディスキャンも得意か苦手かといえばどちらかといえば苦手・・体の感覚に注意がむきにくい・・のですが、今回のり子さんの導入でのボディスキャン ・・よかったのですよ。体に気づきがむきました。
まず、遅れてくる方や、携帯のバイブ音が気になる。そして散漫になる。人が気になることに気づきます。
そして、体の緊張や、足のだるさ、疲労感・・にも気づきました。
そんなこんなしていたら、「誰かに脇の下を触れられた」感触が・・・びっくりして見ますがなんと何もありません・・
ああ、こういうちょっと不思議な体験よくあるのであまり気にしないことにします。
自分の身体が記憶してる様々な記憶がある、その中には辛いものも、幸せなものある。
ボディスキャンをすることで、何かがかわるわけでもよくなるわけでも、すごくなるわけでもないけれど、気づくことができる。
動画
この動画を皆で見ました。佐藤さんが、毎回コネクターと繋がらないことをマインドフルネスにかけてギャグをいうのが印象に残っています(笑)
ボディスキャンの後だったからか、感覚が敏感にマインドフル になっており、「人生ってこういうことだな・・こういう瞬間の積み重ね。すでに奇跡は目の前にある」ということに気づきました。感動しました。
自分にあてた手紙
午後には、歩く瞑想やムーブメント、立ってのボディスキャンなどやったら、疲労感が体に巡ってしまって、もうふらふら・・・
本当にここ最近無理していたような気がしますが、改めてまた「生き急いでるわ〜」ということに気づきました。
そして、頭の司令は「GO! GO!」(笑)だけれど、体の司令は「もっとゆっくりしようよ〜。もっと休んでよ〜」でした。ここがアンバランスなのだわ!という新たな気づきも。そういえば、昔から体調崩してから「自分のやりすぎ」に気づくタイプでした(汗)。
このことに気づいてからの、自分への思いやりのある手紙を書くエクササイズ。自分に書くのは照れ臭いので、支援の場面でクライアントさんに書かせていただくような思いやりのある手紙を、自分に向けて書くことにしました。こうやってワークとしてやると真剣にやるので、なかなかの思いやりのある手紙がかけましたよ。
岡山で宿泊はホステルIgusa Guest Houseで
盛り沢山の1日を終え、お食事もみなさんとご一緒させていただいて、以前の職場の後輩と一緒にホステルへ向かいます。
素敵な古民家のホステルでした。外国人の方がほとんどです。最近マインドフルネスを体験しにいくとこういうホステルに泊まる機会がなぜか多いのですが、安いですし、結構落ち着きます。
後輩との話が盛り上がり、マインドフルネスの後の独特の高揚感(自分の体とつながり幸せを感じるのか?)もあり話が尽きません。が、翌日もあるので22時過ぎには眠ることにします。
まさか、夢でうなされ、「だから、典型的だっていってんだろうが!!」(怒)と怒鳴って起きて、隣で寝てる後輩を起こしてしまったなんて・・・そんな恥ずかしいことが起こるなんて、思いもせず床についたのでした。
私の場合だけかもしれませんが、マインドフルネスを体験すると、やや人生の核心についた夢をみることがあります(爆)
後編につづく