不安やストレスへの効果が実証されているマインドフルネスストレス低減法について

現在、科学的に治療効果が証明されているマインドフルネスに基づく治療プログラムについてご紹介します。

マインドフルネスストレス低減法(MBSR)

ジョンカバットジンは、1979年にストレスや不安、慢性疼痛に効果のあるマインドフルネスストレス低減法を作り上げました。

マインドフルネスストレス低減法の概要

2~3時間かける8週プラス、リトリートのプログラム。

MBSRは、仏教のヴィッパーサナー瞑想(Goldstein, 1976)を元にしている。

マインドフルネス瞑想は、ボディスキャン、静座瞑想、ハタヨガ、認知行動療法に用いられるものと類似のコーピングスキルによって構成されている。

科学的な研究の結果、ストレス、不安、慢性疼痛、免疫機能などに効果があることが証明されています。

筆者は、オンラインでMBSRを受講しました。日々に30分程度のフォーマルな瞑想の練習と、呼吸法などの日常生活の中で短時間に行うインフォーマルな練習があり、それを毎日実践して記録をつけます。

8週間が終了する頃には、毎日30分程度の瞑想は習慣化し、人生もガラッと変わりました。目の前がはっきりした解像度で見えるようになったといったらよいでしょうか。やる気や集中力もアップしました。

我流で、ここ数年間マインドフルネスを身につけようと、本を読んだりCDを聞いたりしてきました。しかしながら、瞑想の基本である、静座瞑想への苦手意識から取り組めていませんでしたし、効果も疑問でした。理屈はわかるが、どうやって実践したらよいかわからない。その壁にずっとぶつかったままでした。

8週間程度マインドフルネスの練習を日々重ねると、ある程度マインドフルネスの基礎が身につきます。他のプログラムである、うつ病に効果があるマインドフルネス認知療法(MBCT)や、筆者がトレーナー資格をもらった依存症用のマインドフルネス再発予防プログラム(MBRP)、あるいはセルフコンパッションのプログラムもいずれも8週間です。

当センターでは、来年以降4週間のマインドフルネス入門クラス、8週間のMBRPのクラス等をスタートさせていく予定です。まずは、体験ワークショップ等で、マインドフルネスを体験していただき、これなら続けられそうかな?と実感されじされたなら、8週間あるいは4週間などのより本格的なクラスを受講することをお勧めします。

当センター主催のマインドフルネスの入門ワークショップはこちらからお申し込みいただけます。