日本アルコール関連問題学会雑誌 第 23 巻 2021 年度に、菊地創らによるMBRPについての論文が掲載されました

当センターのスタッフ&当時中央大学文学部、現在松蔭大学コミュニケーション文化学部 講師の菊地創による論文が、掲載されたのでご報告します。

Covid-19影響下におけるオンラインMBRP(Mindfulness-Based Relapse Prevention for addictive behaviors)実施の試みについての論文で、本邦でMBRPについての論文は2本目になります。

オンラインMBRPを実施の前後で、プログラム参加者のうち研究に協力してくださった6名を対象に調査・解析を行いました。結果、マインドフルネスの得点(FFMQ)、また下位尺度である、体験の観察、判断しない態度、意識した行動が優位に上昇しており、またSense of Coherance (SOC)の総得点も上昇していたことが示されました。このことから、オンラインMBRPにおいても、一定の介入効果がある可能性が示唆されました。

当センターでは、エビデンスのあるMBRPのプログラムを日本で唯一施行できる機関として、今後もMBRPの普及・啓発・研究に力を注いでいきます。

論文データ

Covid-19 影響下におけるオンライン MBRP(Mindfulness-Based Relapse Prevention for addictive behaviors)実施の試み

菊地 創 ,小林 亜希子 ,石黒 香苗 ,高橋 郁絵 ,小林 桜児 

日本アルコール関連問題学会雑誌 第 23 巻 2021 年度 35-40pp