【MBRP】アディクションのためのマインドフルネスプログラムについて
アディクションのためのマインドフルネス再発予防

瞑想はどこでもできます
アディクションのためのマインドフルネス(MBRP)は、瞑想とアディクションにおちいりやすい状況を特定していき、対処法を学ぶプログラムです。横文字が並びますが特にむずかしいことはしません。
MBRPは、Mindfulness Based Relapse Prevention for Addictive Behaviorsが正式名です。なんだか英語にすると硬いですね。アディクションのためのマインドルネスプログラムですよってことです。
臨床心理士らファシリテイター(司会)のリードで、瞑想を行い、分かち合います。アディクションに陥りがちなパターンを認識するために、心理教育的な話し合いを行います。
再発予防の考え方は、現在アディクションへの支援で主流のSMARPPの元になっているものです。アラン・マーラットという人の考えです。
そのアラン・マーラット、サラ・ボウエン、ネーハ・チャウラの三人によってこのMBRPは作られました。
各種瞑想を体験し、アディクションのリスクが高い状況が何か等を同定します。
なかには、アディクションに効果のある瞑想も含まれています。
・現在、過去のアルコール、薬物、過食、その他のアディクションに対して効果があります。
・2時間×8週間のプログラムです
・科学的な根拠が証明されています(通常の治療よりも再発率が低い)
・アメリカ ワシントン大学で開発されました
・事前にマインドフルネスを体験している必要はありません
・科学的根拠の示されているマインドフルネス・ストレス低減法(不安、ストレス)&マインドフルネス認知療法(うつ病)と、アディクションに対する再発予防プログラムを組み合わせたものです。
マインドフルネスの練習を行うことでどう変わるか?
ストレスを感じたら、何も考えずに、過食している。お酒を飲んでいる。買い物をしている、スマホばかりいじってしまう・・・ そんなことはありませんか?
マインドフルネスを身につけると・・
・アディクションに対するストレスなどの引き金、習慣的な行動パターン、「自動操縦的な」反応に対して気づくことが増えます

心ここにあらず・・・自動操縦とはこんな感じのことです。
・危機的な状況においても、体験と自分自身を観察することができるようになります。その結果、長い目でみてより幸せにつながる行動を取ることができるようになります。
・自己批判、自己否定から脱し、ありのままの自分を少しずつ受け入れられるようになります。
→自分や状況をはっきり観察できるようになり、依存症的な反応が減る
MBRPの目標
- 自分に特徴的なアディクションへの引き金・よくある反応パターンに気づくようになる。そのことで、気づいたら〜をしていた!にならないように、間を置くようにする。
- 不快感やつらさに対してのアディクション以外の他の方法をとるようになる。気分のよくない感情や、身体的体験に対してスキルを用いて対応する。
- 価値判断せず、共感的な態度で自分自身や自分の体験に対して向かい合うようにする。
- 本当の喜びや、長期的な回復、アディクションなしの生活をサポートするライフスタイルを作る。

瞑想を定期的に行うことで、幸せになり、健康になり、集中力が身につきますよ
こんなあなたにオススメのプログラムです

アディクション
アディクションとは、何らかのトラブルが生じているにもかかわらず、アルコール・薬物・ギャンブル・過食などをやめられないことです。
・過食
ストレスがかかるとついつい食べすぎてしまう
甘いものが手放せない・・・
食べすぎのため太ってきているのだが・・
・ギャンブル
週末のたびにギャンブルばかりに行ってしまう
家族に嫌な顔をされながらも、ギャンブルしかストレス解消ができない
負けたら、ギャンブルで取り戻そうとする
ギャンブルのせいで対人関係や、金銭に問題が生じている
・買い物

.
ストレスが溜まるとネットショッピングで、ついついポチってしまう
欲しいと思うと、その衝動が抑えられない
そのため、金銭に問題が生じている
・アルコール
体のためにはもう少し減らした方が良いと思うが、ついつい飲んでしまう
二日酔いでは、もう二度と飲むまいと思うのに、また飲みにいってしまう
ストレスのはけ口は、お酒でしか発散できない
お酒を飲まないと、やってられない
お酒のせいで、金銭や対人関係、健康に問題が生じている
・スマホ、ネット
スマホにずっと夢中で、気づくとスマホを触っている
人と関わるよりも、スマホやネットの世界にいる方が楽である
スマホやネットがあれば何もいらない
オンラインのゲームに膨大な時間を費やしている
そのため、実際の人間関係に亀裂が生じている
・お薬・薬物

薬物依存には、処方薬や市販薬の依存もあります
処方された睡眠薬などの薬などを容量以上飲んでしまう
市販薬を乱用している
違法薬物を使用している
そのため、健康や人間関係を損なっている
いかがでしたか?
ストレスの多い現代に、生活しているわれわれであれば、多少はあてはまるものがあっても何の不思議ではありません。
アディクションというと、ごく一部の限られた特殊の人のことと思われるかもしれません。実際には、身近な生活の中の中にもうすでに入り込んでいるものへの囚われであることが多いです。
こういった、アディクションから解放され楽に生きるために、マインドフルネスでセルフケアをしてみませんか?

アディクションからの回復には人とのつながりが大切です。人とのつながりのなかで、一緒にマインドフルネスを体験しませんか?
募集中のMBRP講座(援助職対象)はこちらです。
援助職(医療・保健・福祉・教育・心理)のための「やめられない!を手放す」マインドフルネス8週間プログラム (MBRP オンライン開催)