依存症とマインドフルネス・ワークショップを開催しました(2019/7/8)
横浜駅かながわ県民サポートセンターにて、2019/7/8に「依存症とマインドフルネス」についてのワークショップを開催しました。
ワークショップの内容は、マインドフルネスとは?、依存症にマインドフルネスが効果的である、マインドフルネス再発予防プログラム(MBRP)について、瞑想体験などでした。小林が、MBRPのトレーナー養成プログラム(ワシントン州)に参加してきた体験も話されました。
当事者を中心に20名弱が参加しました。感想としては、以下が挙げられました。
- 瞑想で落ち着くことができた
- もっと体験してみたい
- 渇望が湧いた時に使ってみたい
- 依存症の回復の上で大切なところにダイレクトに到達できる
- MBRPを体験してみたい
MBRP(マインドフルネス再発予防プログラム)とは、ジョンカバットジンによるマインドフルネスストレス低減法(MBSR)と、シーガルらによって開発されたうつ病に効果が認められているマインドフルネス認知療法(MBCT)を組み合わせ、マーラットによる再発予防の考え方を加えた8週間のプログラムです。依存症用に開発されたプログラムとして、すでにその効果が科学的に実証されています(Bowen et al, 2014)。
当日は、MBRPで実際に用いられる瞑想についての紹介と体験も行われ、好評でした。
実際マインドフルネスを回復のために実践していくには、1日の体験だけでは足りず、日々の実践の積み重ねが必要なため、今後もマインドフル リカバリー瞑想会という依存症者用の瞑想グループの立ち上げの話もなされました。
2019/7/8 に、「マインドフルネスと依存症」についてのワークショップが開催された。マインドフルネスが、依存症に効果があること当事者たちに知ってもらい、体験して頂く機会となった。