心理臨床にマインドフルネスを導入するために知っておきたいこと【2023年1月18日開催】
日時:2023年1月18日(水曜日)20:00~21:30
テーマ:心理臨床にマインドフルネスを導入するために知っておきたいこと〜マインドフルネスに関心がある専門家の方へ
講師:小林亜希子 公認心理師・臨床心理士・MBRP講師・MSC講師(trained teacher)
マインドフルネス心理臨床センター代表
費用:3300円
対象:心の専門家、医療関係者、依存症回復施設等スタッフなど
*援助職でない方がご参加の場合は、お申込みを取り消しさせていただくことがあります。
*マインドフルネスの知識・経験は特に必要ありません
内容(予定)
主なマインドフルネスを用いたプログラムについて(MBSR・MBCT・MBRP・MSCなど)
マインドフルネスを心理臨床で用いるには
マインドフルネスの禁忌
アディクションやトラウマ・ADHDを抱える方へのマインドフルネス導入からの学び
ミニ・マインドフルネス体験
【講師紹介】
小林亜希子 臨床心理士・公認心理師・マインドフルネス講師
マインドフルネス心理臨床センター代表
🔳略歴
慶応義塾大学大学院社会学研究科修士課程修了。
横浜市立大学学生相談室、上智大学カウンセリングセンター、東京都立多摩精神保健福祉センター
川崎市母子生活支援施設、東京・神奈川SCなどで臨床経験を積む。依存症臨床が専門。
現在マインドフルネスやヨガを用いた支援を依存症回復施設や、当センターのオンライン講座で提供している。
🔳主な業績
・小林亜希子 ,石黒 香苗 ,高橋 郁絵 他:マインドフルネスに基づくアディクションの再発予防プログラム (MBRP) 〜依存症回復施設利用者を対象とした予備的実践報告〜 日本アルコール関連問題学会雑誌 第 22 巻第 1 号 2020
・小林亜希子 二次受傷のセルフケア:援助者のためのマインドフルネス 特集トラウマ/サバイバル 臨床心理学 124 第21巻第4号 2021
・小林亜希子 小林桜児 やめられない!を手放すためのマインドフルネス・ノート 日本評論社 2022
【参加者の声】前回開催時
・困難さの方に注意が向いていたが、自分のマインドフルネスをもう少し深めてみたい気持ちになった。
・自分への気づきがあった。
・不安がなくなった
・瞑想への動機づけが高まったように思います。
・視野が広がった感じ。
・毎日の実践など,まず実施者が効果を実感することが大切であると言うことを自覚できたこと。
・現在支援で行っているマインドフルネスの参考になった。
・臨床に用いる時の心の準備ができた気がした
・グラウンディングの方法はもう少し深めたいと感じました。
・マインドフルネス瞑想を実践した時の難しさを伝えて下さったのは良かった。しかも、それがとても具体的だった。
・マインドフルネスを自分でまずやってみようかなと思いました。
・自分自身も多少ではありますが瞑想などの実践をしていく中で、マインドフルネスを患者さんにも紹介したいと思ってプログラムなどを実践しようと考えていましたが、もっと学んだり経験を豊かに積む必要があるのでは、と安易に取り組もうとしていた自身の姿勢を反省しました。
・トラウマのある方への対応が印象に残った
・五蓋は必ず出ること。これ自体も臨床へ役立てられる経験とできる点
・「マインドフルネスの教えは、自分自身の実践から導き出される 必要がある。他に道はない。」というカバットジンの言葉は、マインドフルネスだけでなくて、他の心理療法でも言えるよなと思いました。あと、グラウンディングは、非常に参考になりました。こちらも実践しようと思います。
・講師の先生が,被虐待者やアディクションのある方に対して,マインドフルネスを実践していて,その際に解離が起こった場合、グラウディングなど,落ち着いてもらえるような処置を行っている点
・PTSDやADHDに対してもマインドフルネスが有効な場合があるということ。その事例やアプローチ方法を知りたいと思った。
・依存症の方のトラウマ体験の多さを改めて学んだ。また、マインドフルネスの動機づけを高めようとする関わりと押し付けにならないような提案の仕方のバランスが難しいなと思った。
・ご自身で経験されて変化があったことで学ばれたなど体験のお話が聞けたことです。
・亜希子さんの臨床に対する姿勢や今回の研修で受講生に対して豊かな経験をオープンに語って下さった誠実さが印象に残り、感動しました。
92.3%の方が参加してよかったと回答。