マインドフルネス認知療法(MBCT)とは

マインドフルネス認知療法(Mindfulness-Based Cognitive Therapy:MBCT)は、うつ病再発予防のために開発されたグループ療法です。シーガル博士、ウィリアムズ博士、ディーズデール博士が開発しました。

認知の修正を図る「認知行動療法」と「マインドフルネスストレス低減法(MBSR)」で用いられるマインドフルネスを組み合わせて作られています。

費用対効果の高いマインドフルネス認知療法(MBCT)

マインドフルネス認知療法(MBCT)は、費用対効果が高く、さまざまな研究などでその効果が示されています。イギリスでは、費用対効果の見込める予防プログラムとしてNICE(国立医療技術評価機構)によって推奨されています。

マインドフルネス認知療法(MBCT)の効果

MBCTはポジティブな感情を増す、ネガティブな感情を減らす、人生のゴールの明確化を助ける、恐怖や不安を適応的に調整するという効果が示されています。MBCTによって、再発を繰り返しているうつ病患者さんの将来における再発リスクが半減していることが、世界中の研究で示されてきました。MBCTは、抗うつ薬と同様の効果があると言われています。

うつ病以外にも、双極性障害、全般性不安障害、社交不安、パニック障害、心気症、慢性疲労症候群、耳鳴り、幻聴、不眠症、子どもの不安と外在化障害、がん患者の心身健康改善などに効果が示されています。

マインドフルネス認知療法(MBCT)はどこで受講できるか?

マインドフルネス心理臨床センターでは、2023年の春に伊藤義徳先生によるマインドフルネス認知療法(MBCT)の8週講座を予定しております。来年は、MBCTの複数回の開催を予定しています。

マインドフルネス認知療法(MBCT)を教えるには、どう学べばよいのか?

マインドフルネスに基づく8週間のプログラム、マインドフルネスストレス低減法(MBSR)、マインドフルネス認知療法(MBCT)は、海外のマインドフルネスセンターや大学によって、講師になるまでのプロセスが厳密に規定されています。

MBCTのトレーニングでは、少なくとも1年の瞑想体験があること、また8週間のMBSR・MBCTコースに受講者として参加していることが挙げられています。

目的が、患者さんやクライアントへの介入であったとしても、まずは、介入をめざす方が、自分の体験としてマインドフルネスを学ぶことが必要です。

海外では、

オックスフォードマインドフルネスセンター

カリフォルニア大学サンディエゴ校マインドフルネスセンター

などで、講師養成を講座を受講することができます。

以前は、日本マインドフルネス学会でも、一時期MBCTのモジュールが受講できた様子です。

参考文献

マインドフルネスを医学的にゼロから解説する本 日本医事新報社

マインドフルネス認知療法ワークブック 北大路書房 

MBCTのプログラムとしての治療的要素 高橋美保他 東京大学大学院教育学研究科 第56巻 2016 , 13-26p

https://mindfulness.jp.net/MBCTworkshop/whats-mbct/

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