のびの会主催「パーソナリティー障害を生き延びる」講演に登壇しました

2022/12/11に横浜桜木町の健康福祉会館で開催された「パーソナリティー障害を生き延びる」講演に登壇してきました。会場には、70名を超える方が見えていて、盛況でした。

さて、私がいただいたテーマは「パーソナリティー障害を生き延びる」、特に、パーソナリティー障害からの回復においてとても大切なことをお話しさせていただき、最後にマインドフルネスの可能性について、またMBRPについてもお話しさせていただきました。

また、下記に挙げたのは境界性パーソナリティー障害でですが、自己愛性パーソナリティー障害などアディクション領域で比較的多く見られるパーソナリティー障害についてお話ししました。

また、境界性パーソナリティー障害の患者さんは、見捨てられ不安が強く、「愛されたい」「大切にされたい」というニーズが強いため、恋愛に依存しがちであり、その場合相手との組み合わせによっては、暴力的な関係に巻き込まれることもあるので、どういう関係が暴力的な関係で、どんな関係が健康な関係なのか?などといったお話しもさせていだきました。

特に、回復においては、「境界線」を意識することが大切なのと、パーソナリティー障害やアディクションに理解のある通院先を探すこと、カウンセリングや、自助グループなどにつながり同性の中に居場所を見つけていくこと、マインドフルネスなどで自分の内側ともしっかり繋がることなど、少しずつでもこつこつと回復のための行動を積み重ねることで、回復が可能となるという話をしました。

当事者の方のお話しとQ&Aもあり、多角的な視点からパーソナリティー障害の回復に必要なことは?を考えることができる貴重な会でした。この機会をくださった、のびの会の武田綾さんに感謝いたします。