第122回日本精神神経学会シンポジウムに代表の小林が登壇いたしました
2026年6月18日〜20日に開催された第122回日本精神神経学会において、当センター代表の小林亜希子がシンポジウムに登壇いたしましたのでご報告いたします。
シンポジウムテーマ
「医療者が抱える陰性感情を考える〜患者への負の感情に気づくには・気づいたらどうしたらいい?〜」
本シンポジウムでは、精神科医、心理職それぞれの立場から、臨床現場で生じる陰性感情について発表と議論が行われました。
登壇された先生方からは、日々の臨床実践の中で生じる葛藤や迷いについて、率直かつ誠実な発表が共有され、参加者にとって大変学びの多い機会となりました。

当センターからの発表内容
小林は、依存症回復施設におけるマインドフルネス実践の経験をもとに、
- 利用者に対して陰性感情が生じそうになったとき
- 実際に陰性感情が生じたとき
- その体験をどのように患者理解へとつなげるか
について発表いたしました。
臨床現場で生じる怒りや焦り、無力感といった感情は、単に「よくないもの」ではなく、患者さんからの重要なメッセージを含んでいることがあります。
そのため、感情に反応してしまうのではなく、その感情が何を伝えているのかを丁寧に観察し、患者理解へとつなげていくことの重要性についてお話ししました。
シンポジウム全体を通して
指定発言では、
- 陰性感情は誰にでも生じうるものである
- ただし、そのまま患者にぶつけてはいけない
- 一人で抱え込まず、カンファレンスやスーパービジョンに持ち込むことが重要である
- 陰性感情を患者理解へと変えていくことが専門職の成長につながる
という視点が共有されました。
これは当センターが大切にしているマインドフルネスやセルフ・コンパッションの実践とも深く重なる内容であり、大変意義深い議論となりました。
おわりに
今回、このような貴重な機会をいただきましたコーディネーター・司会の先生方、ならびにご登壇された先生方に心より感謝申し上げます。
当センターでは今後も、マインドフルネスやセルフ・コンパッションの実践を通して、支援者自身のこころのケアと専門性の向上に貢献できるよう活動を続けてまいります。
ご参加いただいた皆さま、関係者の皆さま、誠にありがとうございました。
