陰ヨガとマインドフルネス

こんにちは、臨床心理士&マインドフルネス講師の小林亜希子です。1月の3連休に、IYCという老舗のヨガスタジオで開催された、陰ヨガティーチャートレーニング(TT)を受けてきた。

http://www.iyc.jp/yogastudios/jinbocho

結論からいうと、受けてとても良かった。3日で10万円と決して安くはないし、門外漢の自分がヨガの世界に飛び込んだわけであるが、「もうすごく楽しかった!」のである。

陰ヨガは、一つのポーズのホールド時間の長いヨガの一形態です。本山博の経絡理論を元に、アメリカのポール・グリレイ、サラ・パワーズにより体系化されました。

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陰ヨガの三大特徴

1. ホールド時間が長いので、結合組織に働きかける

2. 自分の本質に身を委ねる

3. 瞑想を深める準備

以上の3点が挙げられる。ゆっくり同じポーズをホールドしていると、積年の緊張から固まっている部分の緊張がほどけ、ここちよいリラックスが持続する。そして、ああ、このままでよいのだ・・・とじわじわくる。まさに、瞑想の準備として最適であり、陰ヨガそのものが瞑想に近い。

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陰ヨガプラクティスに適している場面

1. 仕事帰りや、長旅のあとなど
2. 寝る前
3. 肉体的ポーズの練習から瞑想的練習への移行

ヨガ初心者から上級者まで、広く楽しむことができるヨガである。それぞれの、ツボを刺激するようなポーズをするので、例えば胃に効くポーズなどすると胃がごろごろ動いたりする。

ツボとか、整体とかそういった東洋医学に日頃からお世話になっており、セルフケアにも取り入れているので違和感なく取り入れることができた。

人生のミッションについて考える

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ヨガを習いにきて、人生のミッションについて考えた。

ユキオ先生は、ヨガ哲学についても深いところまでカバーした内容をオリジナルのテキストを用いて噛み砕いて伝えてくれる。これが実に面白かった。

ユキオ先生は、どうみてもヨガの達人である。私からみたヨガの達人というのは、要するに魂と体と心が一体になっている感じといったらいいだろうか。 先生は自分のミッションをわかっている人だった。

先生のリハビリの話が印象的だった。脊髄の手術から立ち直る際に、毎日ぶるぶるふるえる手足で基本の太陽礼拝を繰り返し行ってリハビリしたという。そんな血のにじむような体験の積み重ねから、回復した。その真実味が、先生のオーラを作っているのだと思う。

そして、どうすれば生徒が本気になるヨガのクラスを作れるか熟知している。生徒のモチベーションを引き出すのだ。先生の陰ヨガのクラスは神がかり的に集中できるクラスだった。腕の良い臨床家の良い意味での自信と集中力に似たものを感じた。

自分の歴史を振り返ってみても、少しユキオ先生と似たようなものを感じたのだった。自分もだいぶ回り道して苦労したけれど、そこでの苦労が、今の臨床家としてのミッションを形成している。だからこそどうしても、依存症やその周辺の人々にマインドフルネスや本当に効果のある支援を届けたい・・のである。

こういう、自分の人生におけるミッションを見つけている人、その人の本気の授業それが、今回のTTだった。体験できてよかった。先生の本気から、「ヨガが本質とつながるための一つのやり方」であることが、腑に落ちた。

これからに向けて

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陰ヨガとマインドフルネスは、相互補完的である。前から実感していたが、このTTを受けてその思いを強くした。

そのため、当センターの講座でも陰ヨガの実践をし、そのあとで瞑想を導入する講座を作りたいと思った。

今現在、コロナの影響で、開催が決定とはいえないのだが、以下の講座を予定している。

自分の体や本質とじっくり向き合う陰ヨガのあとに、瞑想でさらに深めると、平安や平和を心の底から感じる体験ができ、気づきが増すであろう。

お申し込みは、こちら。TTで出会った、ヨガ講師のKieさんと一緒に開催する。

陰ヨガ&マインドフルネスのワークショップ